仮想空間セカンドライフとは?

3月 28, 2019 LIFE 0 Comments

セカンドライフ
引用:セカンドライフ

オンラインゲームセカンドライフとは?


Second Life(セカンドライフ)って聞いた事がある方または初めて耳にする方もいるかと思います。
Second Lifeは、3DCGで構成されたインターネット上に存在する仮想世界(メタバース)です。

簡単に言うと、PCゲーム(仮想空間・メタバース)です。ユーザー間では、略してSLと呼ばれています。

2006年頃に一度日本でもテレビや新聞で取り上げられる程の一大ブームが巻き起こり、その後現在で既に15年以上も世界中のユーザーに愛され続けているMMOシュミレーションゲームです。

他のゲームとの一番の違いは、アメリカのサンフランシスコに本社を置くリンデンラボ(Linden Lab) 社が独自のプラットフォームを作り上げ世界中の人々が日常の一部として利用をしてもらうのが目的のまさに第二の仮想空間。

特にルールや規則などはなく、セカンドライフ内の建造物や衣類・アバター・イベントなどほとんどの物をユーザー自体が作り上げていくという非常に珍しいオンラインゲームとなっています。

通常のMMOでいうレベル上げやストーリーは特になく、何をするにも自由な空間を提供されています。

特にクリエイターが自由に活動できる場所として定着しており、様々なユーザーによって色々な物が作られている為、この15年間でも急激な進歩を遂げています。


セカンドライフ内での主な活動とは?
引用:セカンドライフ

セカンドライフ内では主にどんな活動が出来るのか?


Second Life内では、エンターテイメント・制作活動・ソーシャル・コミュニティー・教育・不動産・ビジネスなどの活動が出来ます。

エンターテイメント

主に音楽・ロールプレイ・ゲーム・ロマンス・ファッションのカテゴリーに分かれておりますが楽器や自分の作った曲を歌ったりしてライブを行ったり、色んなアドベンチャーシムでロールプレイを楽しんだり(探検が出来るスポットやリゾート地・遊園地なども完備)、ゲーミングシムでゲームを楽しんだり(ボーリングやオセロなどのゲームも多種多様完備)、世界中の人と友達になったり恋をしてみたり、自分のアバタを全て自分好みにコーディネートしてインフルエンサーになってみたりと楽しみ方は自由です。

制作活動

他のオンラインゲームや仮想空間とは異なり、ワールド内のすべての物が個人個人での手作りの作品となります。その為、ユニークなアイテムや様々な美しい作品を作り出す事も可能です。主に3Dデザインやプログラミングスキルがある方は自分で作った作品を世界中の人へ向けて発信することも可能です。

ソーシャル

ファッションが好きなあなたにはぴったり。好きなアイテムを身にまといインフルエンサーになればみんなの注目の的です。Flickr上ではユーザー達がそれぞれ作り上げた空間や素敵な写真が数えきれない程シェアされています。自分たちの趣味などを共有する仲間を作ってみたりグループ活動なんかも可能です。何千・何万人のフォロワーをゲットしてみてはいかがですか?

コミュニティー

セカンドライフの一番と言っても過言でない楽しみ方は、まさにコミュニケーションの場所。気の合う仲間を探しにcafeやバーに遊びに行ったり世界中の方と手軽にお友達になれます。SL内では、特にパートナーシップを組むことも出来るので恋人を作ってデートするのも楽しいSLの過ごし方です。

教育

資格のある教育機関は、Second Life で特定の土地の費用 50% 割引を受けることができます。また、資格がなくても英語を勉強したり海外の方とコミュニケーションを取ったりモノづくりの授業を受けたり色々なアクティビティーに参加することも出来ます。

不動産

制作活動以外にも土地を持ち、不動産を人に貸して利益を得る人も居ます。過去には何百万と言うリアルマネーを得ていたというやり手営業マンなんかも居たようです。今は過去に比べてSL人口も減ってきてはいるものの自分だけの土地を持ち、3D空間を楽しんでいる人も沢山居ます。

ビジネス


SL内の通貨はリンデンドルと呼ばれ、USドルや日本円にも換金出来るシステムとなっています。制作活動で作ったものをマーケットプレイス(通販サイト)で販売したり、土地を借りてお店を経営することも出来ます。また、そういった店舗経営者の為にイベント主催をしてイベント収入を得る人も多くいます。中にはcafeやクラブで人気者になりチップで稼ぐという人も居たり楽しみ方や稼ぎ方は多種多様です。音楽や歌が得意であれば簡単にイベントを主催してライブ活動を行うことも出来ます。チップ収入も意外と集まると高額になるのでそういった活動でビジネスを展開している人も居ます。

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進化を遂げるセカンドライフ(SL)とは?
引用:セカンドライフ

過去のセカンドライフと現在のセカンドライフの違いは?


約15年以上前にベーター版がオープンされたSecond Life内には当時何もありませんでした。2006年前後日本でも話題になってテレビや企業も殺到した当時はまだまだ発展真っ最中でした。その頃と特に現在のインワールドの違いは、スカルプからメッシュに変わった事です。

初期のSLは、プリムと言うセカンドライフ内でリンデンに用意された円状のものや正方形・星形・円柱などの少数の形を組み合わせて物を作るところからスタートしました。その後、スカルプが導入されてスカルプで建造物や洋服・乗り物様々な物が作られていました。

しかし近年はメッシュが導入されたおかげでより立体感のあるリアルで繊細な作品を生み出す事が出来るようになり細やかな街づくりも可能になりました。

また、メッシュ導入で一番影響があったのは、アバターもメッシュ化されて更に繊細な綺麗な体形や表情なども生み出されました。

ライティングもそのおかげでかなり向上されSL内は非常に綺麗なバーチャル3D空間を体験できるようになりました。

メッシュ導入やリンデンラボの日々の素晴らしいアップデートのおかげで、よりリアルにより美しい世界が広がっています。

現在、Fitted Mesh(フィティットメッシュ)と言う物が導入され、体の体形により衣類も膨張するようになりアバターの体格も多種化が進んでいます。そのおかげで自分好みのシェイプにすることも可能になりました。

BENTOという技術も開発され、指一本一本まで動かしたり、しっぽや耳を生やした動物のアバターなど自由に個人個人を表現することも可能になりました。

BENTOの進歩が大きく影響されたのが、アバターの表情です。泣いたり笑ったり舌を出したり色々な動きもより細かく表示出来るようになったのです。

※注意:Mesh Body・Mesh Headを装着した場合。デフォルト(クラシック)アバターはメッシュではありません。

セカンドライフ(SL)の進化について
引用:セカンドライフ

逆に進化の過程の中で過去から無くなってしまったものとは?


キャンプ

SL内ではキャンプと呼ばれるタダでお金を稼げるシステムが過去にありました。自分の時間を使って滞在すると時間に応じで対価が支払われるというものでした。

これはどういうことかと言うと、SL内の場所には交通量と言うものが存在します。
交通量が高いリージョン(場所)は、人気がある場所ということで地価も上がります。

また人が多く集まる場所ということで沢山の人が土地を借りに着たりだとかメリットが多数ある為にキャンプを大量に置き交通量を上げるという悪質な行動や放置をしてお金を稼ぐ人が増えた為、現在非常に悲しいですが禁止されています。

それでもまだ少数ではありますがキャンプが残っている場所もあります。カフェなどでランダムにお金が配られたりなど場所によって様々です。

ギャンブル

過去にはビンゴゲームの亜種であるZyngoゲーム機等があるカジノが多数ありましたが、現在こちらもオンラインの規制により法律上の問題でギャンブルも出来なくなりました。

しかし現在も風俗営業は可能となっており他のゲームで規制があるようなアダルトなお店も多数健在しています。


有名人や企業の撤退


過去には、某大手携帯ショップ等の日本企業も多数出展していたりシム(土地の名称)を運営していましたが企業の撤退があり現在はSL内にはありません。

またシャ●Qの某メンバーが経営していたシム”じゃぱランド”なんかも過去にはあり、SL内で芸能人の方々との交流も可能でしたが現在は見かけません。

有名栄養ドリンクのCMを某女優さんと一緒にSL内で撮影したセカンドライフの動画がテレビCMで流れたりもしていました。

非常に興味深くとてもビックリしたのを覚えています。
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まとめ


約10年以上もSLを続けてきたからこそ分かる進化し続けるセカンドライフ。

仮想空間内で仕事をしてお金を得ることも可能です。

確かに日本で一躍ブームが巻き起こりその後窒息したように感じる人も多いかもしれませんが、15年以上も続くオンラインゲームは多くありません

それだけでもどれだけの企業努力があり現在も沢山のユーザーに愛されているのかが分かります。

近年、VRが主流となり携帯やパソコンを一台所有するのも珍しくない時代になりました。
そんな背景からまたバーチャル空間(仮想空間)にもスポットが当たりつつあります。

リンデンラボは現在、サンサール(他の3Dバーチャル空間)の開発も同時に手掛けております。ベーター版で現在オープンしていますがまだまだユーザーは圧倒的にSLの方が多く、まだ大半のユーザーはサンサールへ移行する気配は今のところ見られません。

リンデンラボは引き続き、SLの開発もサポートしていくとアナウンスしています。

今後もより独自の発展が楽しみなセカンドライフ。一度あなたも無料アカウントで新しい世界を体験してみませんか?

そこには素晴らしい出会いと景色が待っています。

※追記:2020年にセカンドライフオフィシャルサイトの日本語フォーラムがリニューアルされました。


〇上記のオフィシャルサイトの公式ガイドも参考にしてみると良いかもしれません。

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